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Xubuntu24の初期設定②日本語設定と日本語入力設定

Xubuntu日本語設定⑩Fcitx5設定(グローバルオプション3)
この記事は約6分で読めます。

Xubuntuの日本語化(システムの日本語設定と日本語入力設定)について説明します。Live起動ではデフォルトで英語になっているので日本語化が必要です。インストールした場合はインストール中に設定されるので日本語化は必要ありません。この記事は当サービスで提供しているツールを使用した手順になります。

Xubuntuの日本語化

日本語キーボードですがデフォルトで105キーボードになっています。キーが全く合っていない場合はキーボードを変更してみてください。また入力方式は標準でIbus-Mozcになります。こちらはキー割り当ての設定が難しいので、使いにくい場合はfcitx5-Mozcを使用することをお勧めします。fcitx5-MozcはWindowsのIMEと同じようなキー割り当てに簡単に設定できます。ここではfcitx5-Mozcの設定方法について説明します。

PCや外付けHDD/SSDにインストールした場合

PCや外付けHDD/SSDにインストールした場合は、起動すれば日本語化されています。

Xubuntu Live起動の日本語化方法

XubuntuのLive起動はデフォルトで英語になっているため、日本語に設定する必要があります。

※ようこそ画面を進めていない場合はインストール方法選択画面まで進めてください。これをしないと、再起動後に英語に戻る、システムフォルダーに通知バッチが表示されて消えないなどおかしな挙動になる場合があります。

Xubuntu Live起動の日本語化方法
  • Step1
    Terminal Emulatorを起動する

    ツールバーのXubuntuアイコンから「Terminal Emulator」を起動します。

    Xubuntuのターミナルエミュレーター
  • Step2
    日本語化設定スクリプトを実行する。

    「tool-verxxx」フォルダにある「01_setup-japanese-universal.sh」を実行します。

    このスクリプトはシステムの日本語パックをダウンロードし設定します。また、デフォルトの入力システムを設定し、タイムゾーンをAsia/Tokyoに設定します。

    実行方法については下記の記事をご覧ください

  • Step3
    再起動

    日本語設定を反映させるため、再起動(Restart)します。

    Xubuntuのログアウト①
    Xubuntuのログアウト②

    再起動ボタンを押すと黒い画面でXubuntuのアイコンが表示される画面になります。USBメモリのランプの高速点滅が止まったら、Enterを押してください。(Live起動の場合、不親切なことに何のメッセージも表示されませんので、ずっと待つ必要はありません)

  • Step4
    言語表示を日本語に切り替える

    再起動後、下図が表示された場合は「名前を更新する」ボタンを押します。

    Xubuntu日本語設定①言語表示の切り替え
  • Step5
    fcitx5-Mozcをインストールする

    「tool-verxxx」フォルダにある「02_setup_fcitx5.sh」を実行します。

    このスクリプトはfcitx5パッケージをダウンロード&インストールし設定します。(設定ファイルが読み込めないので設定は失敗するので手動でおこないます)

  • Step6
    言語サポート

    ツールバーのXubuntuアイコンから「設定マネージャー」→「言語サポート」を起動します。

    Xubuntu日本語設定②言語サポート
  • Step7
    言語のインストール

    言語のインストール画面で「後で通知する」ボタンを押します。

    Xubuntu日本語設定③言語サポートの設定
  • Step8
    言語のインストールと削除

    これは行わなくても問題ありませんが、不要な言語パッケージを整理します。

    言語のインストールと削除」ボタンを押します。

    Xubuntu日本語設定④言語のインストールと削除
  • Step9
    不要な言語を削除

    不要な言語のチェックを外し、残したい言語のチェックを入れ「適用」ボタンを押します。(私は一応英語と日本語にしました)

    Xubuntu日本語設定⑤不要な言語パックの削除
  • Step10
    キーボード入力の規定にFcitx5を設定する

    ①「キーボード入力に使うIMシステム」を「Fcitx5」に変更します。

    ②「システム全体に適用」ボタンを押します。

    Xubuntu日本語設定⑥キーボード入力に使うIMシステムを設定
  • Step11
    地域フォーマットの設定

    ①「地域フォーマット」タブで「日本語」になっていることを確認します。

    ②「システム全体に適用」ボタンを押します。

    Xubuntu日本語設定⑦地域フォーマットの設定
  • Step12
    キーボードの設定

    ツールバーのXubuntuアイコンから「設定マネージャー」→「キーボード」を起動します。

    Xubuntu日本語設定⑧キーボードの設定
  • Step13
    キーボード設定

    「レイアウト」タブに移動します。

    ①キーボードはデフォルトで105キーボードになっています。キーを押したときに配列が合っていない場合は、「システムのデフォルトを使用する」のスイッチを左側にし、日本語用のキーボードで自身のキーボードに近いものを選択します。(私の場合は107キーボードですが105キーボードで問題ありませんでした)

    ②「キーボードレイアウト」で「日本語」が表示されていることを確認します。ここで「英語」や「USキーボード」などが表示されている場合は削除してください。

    Xubuntu日本語設定⑨キーボードレイアウトの設定
  • Step14
    ログアウト

    一度ログアウトします。(再起動でもいいです)

Fcitx5の日本語入力設定

Fcitx5-MozcをMicrosoft IMEと同じように半角全角キーで切り替えるように設定します。

タイムラインのタイトル
  • Step1
    Fcitx5の設定

    ツールバーのXubuntuアイコンから「設定マネージャー」→「Fcitx5設定」を起動します。

    xubuntuのFcitx5の設定
  • Step2
    入力メソッドの設定

    ①左側の領域に「キーボード-日本語」がある場合は、➡(右矢印)を押して右側の領域に移動します。左側の項目には「Mozc」のみにします。

    ②「適用」ボタンを押します。

    Xubuntu日本語設定⑩Fcitx5設定(入力メソッド)
  • Step3
    グローバルオプションの設定

    ①「入力メソッドの切り替え」で「全角半角以外を「ー」ボタンで削除します。

    ②「次(前)の入力メソッドに切り替え」の「」ボタンを押します。

    Xubuntu日本語設定⑩Fcitx5設定(グローバルオプション)
  • Step4
    切り替えるキーを割り当てる

    下図のように表示されるので、割り当てたいキーボードのキーを押すとそのキーが設定されます。ここでは半角/全角を押します。「次の入力…」と「前の入力…」を同じキーにした方が良いと思います。

    Xubuntu日本語設定⑩Fcitx5設定(グローバルオプション2)
  • Step5
    適用する

    下図のように設定したら「適用」ボタンを押します。

    Xubuntu日本語設定⑩Fcitx5設定(グローバルオプション3)
  • Step6
    初期入力モードの設定①

    以上で設定は終わりましたが、このままだと初期入力がひらがなになっています。IMEと同じように半角英数字を初期入力にしたい場合は下記の手順を行ってください。

    ①「入力メソッド」タブで「Mozc」を選択した状態で画面真ん中辺りにある設定マークをクリックします。

    Xubuntu日本語設定⑪Fcitx5設定(初期入力の設定1)
  • Step7
    初期入力モードの設定②

    ①「初期モード」で「直接入力」を選択し、「OK」ボタンを押します。

    Xubuntu日本語設定⑪Fcitx5設定(初期入力の設定2)

    ②「入力モード」タブで「適用」ボタンを押して画面を閉じます。

  • Step8
    Fcitx5の再起動

    ツールバーのキーボードアイコンから入力システムの再起動をします。

    xubuntuのFcitx5の再起動

ここまでで日本語の設定が終わりました。次は日本語化した事によってHomeフォルダーの再作成が行われたため、元々あったデータを日本語用のフォルダに移動します。この方法については次の記事で紹介します。

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